阪神石井大智・2023オープン戦無失点で終える!

阪神・石井大智投手とは?

プロ3年目の右腕・石井大智(25)。シンカーが武器の中継ぎ投手だ。石井は、2018年秋田高専から就職の内定を断り、独立リーグへ。独立リーグ・高知ファイティングドックスに入団。入団2年目には、独立リーグで奪三振王を獲得。その後も、キレのいいストレートとシンカーを武器に活躍を続けて、2020年ドラフト8位で、阪神に入団。独立リーグに入ってすぐのストレートの球速は、136から137。3年で、その球速が最速153キロになった。阪神に入団して1年目の2021年、石井はオープン戦で結果を残し、開幕1軍をつかんだ。しかし、日によっての調子の良し悪しが激しく、1軍で18登板、防御率も6点代と良い結果を残せなかった。2022年は、1軍同じく18登板だったが、防御率・0.75と良い成績を残した。しかし、チームがビハインドで投げる試合がほとんどだったため、ホールドや勝ちがまだ1つもない。今年こそは、プロ初勝利、中継ぎの勝ちパターン入りを目指す。

阪神・2023ブレイクが期待される、石井大智

2022年防御率・0.75と良い成績を残しながら、勝ちやホールドが1つもなかった石井。2023年こそ、勝ちパターン入りが期待される石井が、今年のオープン戦を無失点で終えた。今年、石井は武器のシンカーや、スライダー、カーブに加え、新しい変化球フォークを習得。オープン戦では、ストレートだけでなく、シンカーやフォークで三振を奪うシーンが多く見られた。さらに、ストレートの被打率がすごく低い。ストレートの被打率が低いのは、今年だけではない。実際、去年の石井は、18登板と1軍での登板は多くはなかったが、ストレートの被打率が0.45とセリーグでダントツの1位だった。このストレートとシンカー、新しいフォークを持っている今年の石井大智。さらに、他のスライダーやカーブでカウントを有利にすることも多い。去年の湯浅京己に継ぐ、ブレイクが期待される投手だ。